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新しい公立高校入試は何が大事になるの?

 他の都道府県で、広島県の新しい公立高校入試と同じような入試を行っているところに、神奈川県があります。神奈川県の公立高校入試では、学力検査調査書面接の3つを行っています。そして、学力検査と調査書、面接の点数を、それぞれの公立高校が決めた点数の重みで計算し直し、3つの合計点が高い人から合格が決まります。このように、広島県の新しい公立高校入試とよく似ている神奈川県の公立高校入試ですが、学力検査と調査書、面接の重みは、5:3:2や4:4:2とする高校が多くなっています。 広島県の一般枠と同じ6:2:2の重みにしているのは、横浜翠嵐高校の1校だけで、神奈川県ではかなり特別です。

 学力検査:調査書6:2のとき、調査書の10点分を学力検査で取り返そうと思うと、約4点の点数アップですみます。逆に特色枠で、学力検査:調査書2:6になったとします。このとき調査書の10 点分を取り返すには、学力検査では、なんと約33点分も多く取らなければなりません。このように、点数の重みが変わると、たった1点が持つ意味も大きくかわってしまいます。

​ 新しい公立高校入試のしくみでは、一般枠で、どの公立高校も点数の重みが6:2:2になっています。 これは、

「広島県では、学力検査の点数を一番大事にみます」と発表しているのと同じです。つまり、学力検査の点数がこれまで以上に、合格・不合格を決める大事なポイントとなってきます。

【一次選抜一般枠(学力検査:調査書:自己表現=6:2:2)の1点の重み】

公立高校入試.jpg

同じマイナス1点でも、合計点では1.5点分の差に!

【一次選抜特色枠の1点の重み】​

 学力検査10点分が調査書の何点分になるか?

 学力検査6:調査書2⇒学力検査の点数10点分⇒27点

​ 学力検査2:調査書6⇒学力検査の点数10点分⇒3点

<計算方法>​

 225/250 ✕  学力検査の重み/調査書の重み

 入試教科が3教科や4教科になる場合や、傾斜配点を行う場合では、満点が違ってきます。

​ 一般枠よりも1点の差が大きくなることがあります。

​ 今までの公立高校の入試よりも、学力検査の点数が合格・不合格を決める大事なポイントになることは

 間違いありません。

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